地縛少年花子くん 八尋寧々 プリンセスカフェ プリカフェ 自縛少年花子くん プリンセスカフェ 第一弾 八尋寧々 fit=scale-down,w

参考になります。ほかの人の経験と実践は励みにもなります。

20年以上前の本でしたが状態が良くて大変満足しています。

クスノキがいつ頃から日本にあったのか。われわれ日本人とはどのような関わりがあったのか。自然科学的なアプローチに加えて、人文科学的な側面からも追求していく。すると、現在のような単一国家に生きる日本人像とは異なる、別々の価値観をもった複数の集団が混在していた古代社会の実態が浮かび上がってくる。クスノキは神聖視されつつも、あるときは実用品として利用されもした。古来より日本人の社会においては切っても切れない関係があり、今なおその流れは受け継がれている。クスノキを深く知ることで、かえって我々日本人のルーツが垣間見えるという、ちょっと他にない所が本著の読みどころと思う。著者は科学者寄りのスタンスであり、非常に慎重な物言いではあるが、多くのことを示唆している。以下読後の私見。神道があり仏教があり、今日ではキリスト教の価値観までをも受け入れる日本人。正月がきたら神社に詣で、結婚となればにわかに教会へ行き、この世とさらばとなれば寺の世話になる。こんな民族は世界でも日本人だけである。だが、それは今に始まったことではなかったのだ。そんな混沌とした人間社会の有り様と移り変わりを幾世層にも渡って、何百何千年という歳月を自然の中で耐え忍びつつ、人と共に過ごしてきた。それがクスノキであり、クスノキこそが日本人を知っている生き証人なのである。著者は科学者ではあるが各地に今も残るクスノキなど巨樹の描写はなかなかに詩的でもあり、読んでいて自分もそうした巨樹を訪ねてみたくなった。これまでと少し違った気持ちでクスノキと相対できそうな気がする。樹木ファンのみならず、自然との共生の重要性が見直されつつある今日において、もっと多くの人たちに読んでもらいたい書。

知り合いに差し上げたのですがとても喜んでもらいました。散歩には必ずお供しているようです。書店ではたぶんなかなか探し出せなかったと思います。

写真も見やすく説明もわかりやすいです。 近所の散歩が楽しくなりました。

頭が悪いので理解するために、何度も読み返しながら、牛の歩みで読んでいます。 が、そうする価値のある本です。 人の営みにとって何が大切なのか、この地球で暮らすのに必要なことはなにか。 資本主義、効率優先に慣らされ、忘れ去られた魂の原点を思い出させてくれます。 今の世の中になじめない人、疎外感を感じる人、疲れ果てている人、これでいいのかと迷いのある人にもおすすめです。 読みやすくはありませんが、この本の源泉にふれたとき、生き方を考え直す人もいるのではないでしょうか。

従来の植物の分類は花の構造の違いによるものであり，その点を区別点にする識別図鑑になりがちである。 または，よく目立ち分かりやすい葉の識別図鑑も多い。 しかし，典型的な葉が茂っている時期は限られている，花の時期はもっと短い。 野外でよく出会うのは，そのどちらでもない中途半端なものである。 ・ 芽生え，特に双子葉植物における双葉は，本葉とは似ても似つかない形をしていることが多い。 しかも，思いもよらない種間（科間）でよく似ている場合もある。 これは，その芽生えに焦点を当てた図鑑。 属間の近縁種を同定するにはまったく役に立たないが，大まかな目星を付けるのには大変便利。 複数の図鑑のいいところをつまみ食いするのが，識別の近道である。

勝手にキイチゴ属（Rubus、いわゆる国産ラズベリーの仲間）の図鑑かと思い込んで購入したが、タイトルどおりバラ属（Rosa、いわゆるバラの仲間）の図鑑だった。肩すかしだった。 が、各種の写真がきれいなうえ、各部位の比較写真ものっており同定に便利。また、生態写真も参考になる。 野バラに関心があるならば、ハンドブックとして十分な一冊。 今度はキイチゴ属の図鑑を作って下さい。