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面白いです。電子書籍で読む習慣がはじめてなので、手間取ってますが、慣れると便利ですね。

私は歴史好き。作家が地元の人なので、親しみが湧きます。

館シリーズを順番に読み進めています。 事前にうっかりネタバレを知ってしまう事も多いので、６作目のこちらは前情報一切ナシの状態で読み始めました。 犯人は目星を付けた通りでしたし、館の違和感にもプロローグの時点で既に気付いておりましたが、館のトリックのスケールは想像以上でした。 とはいえ犯行自体は逆に現実にもありそうな感じで、人が無駄に死にまくる事もなく（笑）、毎回恒例となったラストの島田さんのユルさにも今回はモヤっとする事もなく。 ミステリよりはサスペンス寄りの感覚で最後まで楽しめました。 さて、次はいよいよ長編、『暗黒館の殺人』です……！

梱包も丁寧で、本の状態もとてもきれいでした。ありがとうございました。

キュルケゴール「死に至る病」やかの名作我孫子武丸「殺戮に至る病」を彷彿とさせるタイトルから題名買い。この作者の他小説は読んでいません。 結論的にはハズレでした。 まず主要キャラに魅力がない。 獄中からFラン大学生主人公を操る、世界中に実在した連続殺人犯を切り貼りして再構築したようなテンプレ的元被虐待児童高IQ(脳損傷アリ)イケメンサイコパス猟奇殺人犯なのですが美形であるという以外特に魅力がないのです。 逆に装飾過多なわりにイカれ具合が定型すぎて逆にさめます。 主人公が今どきの陰キャ学生で良キャラだっただけに尚更印象に残らないし「羊たちの沈黙」レクター博士のようなインパクトは皆無でした。 次に盛り上がりのないストーリー。 「今どきシリアルキラーネタなんて何周遅れ？そんな20年ほど前にあった羊たちの沈黙でクリミナルマインドな内容がわざわざ小説になるわけない、きっとどんでん返しが待っている！」とワクワクしながら読みましたが三流アメドラに始まり三流アメドラのまま終わりました。 「死に至る病」のように被害者たちの絶望に焦点を当てるわけではなく、「殺戮に至る病」のように猟奇殺人鬼の心情や犯行がつぶさに書き綴られているわけでもない。 衝撃的な殺人鬼や犯行のウワバミだけをすくったようなエンタメ作品、特にケビン・ベーコン主演の「ザ・フォロイング」にそっくり。 かといってそんな作品のようにあちこちへスリル満点の捜査へ出かけたりカーアクションやら犯人との格闘やらとエンタメに振り切ることもなく、主人公が親のスネかじり金なし陰キャ大学生なので「人に会って話聞く→時間進む→会って聞く→時間進む→会う→進む…」という「ベストキッド」ミヤギさんのコーチングのような超シンプルな進行パターン。 文章もちょこちょこ気になることがあり、42歳の天才高IQの中年が他者の人となりを表す際に「こじらせてる」だとか、便所飯やゲームに課金するような今どきの男子大学生なのに「映画をレンタル」だとか細かい言葉選びが気になりました。 ただ、物語の先を読みたいと思わせる筆力や読みやすさ、また、シリアルキラーネタでは328回は耳目に触れて食傷気味のニーチェ「深淵を覗く時…」がなかった点は良かったので星加算しました。

大変おもしろかったです。 舞台となる時代が少し前なので、携帯やメールといった現在では使わないツールがでてくるのにやや戸惑いますが、緩いハードボイルド感のある推理作品です。

前から気になっていた本、半額だったのでようやく購入。 状態の良い物が届き、嬉しいです。

最近この作家さんを知り、気に入ったので買い漁ってます。 状態の良い物が届き、嬉しいです。

綺麗で、安く買えて、得した気持ちになりました。ありがとうございます。

一作目はドラマが始まってから読みましたが、翔も貝原も別人だと思ってました。勿論原作が先なのは承知です。今作の貝原はかなり高橋一生さんによせてるなと思いました。もっとよく喋るひ弱で情けない秘書のイメージだったのがかなりクールにいかにも使える秘書ぽくなってます。翔もイン泰山に寄せてる感じが。かなり俳優でイメージできる。作者がドラマ気に入ってるようですし、コメントで高橋さんの仰っていた「ドラマ版が次作にフィードバックされれば」的なの読みましたのでそういうことなのかな？ 数年経ってる設定ですし、是非ドラマ化してほしいです。

この作家さんは初めてです。ヤクザもの、と聞いてて最初は興味なかったんですが、映画も本も評判がいいみたいなので購入してみたら、確かに一気読みでした、3冊合本でよかった。ヤクザ組織どうしの関係の箇所はよくわからないので早読みしても大丈夫。登場人物のキャラが立っているので、どっち側なのか（味方か敵か）読んでても明確でした。不穏なムードで何かすごく痛いことが起こるなあ、というのが分かる場面ではドキドキしました。この作家さんのもの色々読みたくなりますね。